昨日も述べたが、今日仕事を辞めた人がいる。
帰り際、わざわざ私に一言挨拶しに来た。
最近は忙しくて話す時間も少なかった。
来てくれなかったら、そういう挨拶も出来なかった。
本当は私から一言伝えに行きたかったのだが、一応別れを伝えられて良かった。
それでも、もっといくらか言ってあげられることがあったろうという自己嫌悪もある・
そして私は、予想外に少し感傷的になり、目には涙が溜まった。
私は世の中を生きていく上で脆く弱すぎるのだろうか。
この1年でたくさんの出会いと別れがあった。
2ヶ月前の出来事からはいまだに立ち直れない。
あの人は何も言わずにいなくなった。
面と向かって今日のように別れを伝えられていたら、
私は人目も憚らず泣き崩れてしまったのではないだろうか。
あの人が辞めることが分かっていたら私は想いを伝えていただろうか。
結果的に見れば何も言わずにいなくなったのだ。どうせ想いは叶わなかっただろう。
直接的な傷と恥を感じずに済んだんだな、なんて思うことによって自分を慰めるのは悲しいな。