PRIDE OWGP

PRIDE無差別級GP決勝を観た。
ミルコとシウバにこれほど差が出来ていたとは。
驚くほどのパワー、テクニックの差。
悲しくなるほどのKO。
最後の左ハイは全く見えていなかった。
見えるはずがない。負傷して見えないのだから。
リングに上がっていたときからのシウバの
並ならぬ緊張した表情が印象に残っている。


ジョシュvsノゲイラ紙一重
素晴らしいグラウンド戦。
どちらがミルコと戦って欲しいか、優勝して欲しいか。
程度の差しか判定ではなかった。


決勝もまたしても圧倒的な差。
ジョシュはミルコに相性が悪いのだろうか。
少し情けないタップ。ノゲイラならまだ続けたはず。
それにしても、ミルコがもう一度モチベーションを上げてくるとは思わなかった。
3年前に用いられた3強という言葉の3者がそのまま今も使えるようになった。
スタンド(テイクダウン耐性含む)のミルコ、
グラウンド、メンタルのノゲイラ
トータルのヒョードル
ジョシュ、ハントも、それぞれノゲイラ、ミルコに勝っているが、
様々なカードを想定してみてのこの3強。
いや、そうするとミルコもムラがあるなあ。
やはりヒョードルの1強時代か。
PRIDEの王位継承問題はまだまだ先送りだ。


ミルコは、ハント、ノゲイラとやるべき相手は他にもいるが、
1年でまたミルコvsヒョードルが最も旬なカードになろうとは。
1年前はこの試合を観て燃え尽き症候群に陥った。
そして、もう一度観てみたい。
ただ、ヒョードルだけは頭二つも抜けている。
手術をして実戦から離れていたヒョードルのコンディションも重要だが、
きっちりと対策と心身を仕上げたヒョードルに勝てる選手は現状いないと思っている。
ミルコ相手に、グラウンドは当然として、スタンドで引けを取らないのが大きい。
とはいえ、今日のミルコのパンチは良かった。
前回はミルコのパンチでヒョードルはぐらついている。
そこが焦点ではないだろうか。
キックに関しては、ハントのようなキック出身の選手は別として、
ガードが出来るのはヒョードルくらいなものだろう。
前回と同じく前へ出続けるのは当然として、
ボクシングを磨いて防御の対策をしたヒョードルが、
キックを使い分けてたりしたら違った展開になって面白くなりそうだ。
何にせよヒョードルが勝つことしか想定していないけれども。最も好きな選手なので。
とりあえず、今年中にやって欲しい。年末辺り。
でないと延び延びになって最低1年待つことになるのは目に見えている。