苦悩と奇妙な出会いとBattles

本来今日はBattlesのライブの感想を書くくらいだが、
なかなか変わったことがあるので長々と記しておこうと思う。
最近の私は塞ぎ込んでいた。
日記を書くのも億劫だったが、まあこれは言い訳か。
とにかく、今の仕事を辞めようと悩んでいる。
これからどうしたら良いのだろう?
やりたいこともはっきりしない。
資格でも取ろうか。
今のところは欠勤、出勤日数に融通の利くところなので、
少し出勤を減らして何か行動を起こそうと思っている。
少なくともこのまま年末を迎えることはない。


そういう悩みを引き摺ったまま、
今日はBattlesのライブを観るためとついでに買い物に出掛けた。
ぼうっと塞ぎ込んだまま、ぶらぶら店を歩いていた。
そこへある人から声を掛けられた。
「すいません、プロのスタイリストなのですが、すごく良い脚のラインしていますね。」
とその人は声を掛けてきた。
何だか困惑して「はあ…そうですか…はあ、どうも」と私は言った。
何だ何だと思いながらその人を振り返りつつふらふら歩いていたら、
少し話をすることになった。
話してみるとその人は美容室などを多数経営する人で、
何か見た目がピンと来る人に声を掛けて、
自分の美容室のVIP割引カードと名刺を配っているそうだ。
これがまた高い割引率で、とても営業物ではなかった。
大体長い時間掛けてお茶まで奢って(カフェは声を掛けられたすぐ近くで、これがまたこの人の経営する店なのだ)、
わざわざ割引券を配る人などいない。本人の趣味のようなもののようだ。
それから私の見た目やらファッションやら少し話した上での内面やらにダメ出しと褒め言葉を貰った。
私にとって、これ程あれこれ自身についてダメ出しされたことも初めてで、また、これ程褒められたのも初めてだった。
まあ内面はダメ出しばかりだったが。外面も全く自信はないが。
大体何も自信がないから私はこんなに自信なさそうにいつもとぼとぼ歩いているのだ。
とにかく、私は光る物を持っているそうだ。
疑り深く心配性な私だが、悪い人ではないと思う。
美容室はカフェの上で、カフェから出るときに丁度美容師の人と話もしていたし。
具体的に挙げるわけにはいかないが、所謂有名人なんかとも知り合いみたいだ。
身分を偽っているとか、そういうこともないと思う。
どうやら私が今まで生きてきて出会った中で間違いなく最も金持ちだ。
本当に塞ぎ込んでいた日々だったので、この奇妙な出来事は刺激になった。
経営に携わって人の上に立つ人というわけで、参考になる人生のアドバイスもいくつか貰った。
ある意味では自信を持てるところも少し出来た。
そんなこんなで私は、その美容室に今度行くかも知れない。


買い物はVネックのプリントロングTを購入した。
テーラードジャケットとセットアップを購入するつもりで、
ブランドも決めていて、サイズもあったが、スラックスの型がセミワイドしかなかった。
ジャケットは問題ないものの、まとめて買いたかったので結局丁重にお断りした。
(しかし結局そのジャケットをこの日記を書いている最中にネットで購入。明日はストレートのスラックスのある店に行く。行ける距離にある。9月立ち上げからずっとその店は在庫が残ってる。頼むから明日の昼間まで売り切れるな。)



それからスープカレーを食べた。
今さらながら私は初めてスープカレーを食べた。
何となく食べたいなと思って店を調べておいたのだ。


そしてBattlesである。
本来の予定では、ここからしか書くことはなかったと思う。
とりあえず、素晴らしかった。
まずオープニングアクトがないのが素晴らしい。
そりゃあトリでないバンドが目当てのときもあるし、
観て良かったと思ったバンドもある。
でもオープニングアクトがなかったのは疲れず非常に楽だった。
構成はおそらく全公演似たようなものだろうから省くとして、出来ればDanceが聴きたかった。
それにしても、これ程盛り上がったライブを観たのは初めてだった。
自信、これ程馬鹿みたいになったのはHella以来かもしれない。
しかし一体いつの間にBattlesってこれ程に認知されるほどすごいことになったのだろう?
今日は実に初めて尽くしな一日であった。