What To Do At Time Of Accident... / Heston Rifle

saihatenet2006-04-13

随分前に少しだけ触れたが、ようやく購入。
ニューヨーク出身。インストポストコアバンド、といったところか。
今作は5人で作られているが、今は1人減って4人になっているようだ。
重苦しくもシンプルなギターフレーズとどっしりしたベースから、
ガリガリと歪んだギターで爆発力と疾走感を持って切り裂いて行き、
時にカオティックに展開される。
ヴァイオリンがメンバーにいるため当然全編で用いられるのだが、
カオティックな部分もただうるさいだけにならず、広がりのある不穏さを感じられる。
ストリングスが何人か入っているバンド、もしくはチェロなんかは好きなのだが、
ヴァイオリンが1人だけ入っているバンドで、どうもしっくり来ないことが何度かあった。
そんな中、カオティックな一面を持つこのバンドだが、
キンキンキンキリとヴァイオリンが前に出て来なくて、
一歩下がって鳴っている感じが上手く合っているのだと思う。