Eat, Sleep, Repeat / Copeland

フロリダ出身、アトランタで活動中の
4人組エモ/インディーロックバンドの3rd。
とまあ、とにかくCopelandの新作である。
2ndで気に入った曲が"You Love To Sing"しか無く、
どうなることやらと思ったが、良質な曲を揃えて帰ってきた。
歪んだギターや重いドラムが気になった前作だが、
今作では力が入り過ぎず軽快で、切なさと爽快さが入り交じって溢れている。
ヴィブラフォンにストリングス、ホーン、などを取り入れ、
音に幅を持たせた新しい面を見せつつ、
シンプルで美しいメロディーを聴かせる疾走感ある曲も当然のように聴かせる。
キーボードが前面に用いられた曲もいくつかあり、
Amanda Rogersっぽく感じる女性ヴォーカルが参加している。
特に気に入った曲は"Eat, Sleep, Repeat"、"Control Freak"、"By My Side"の
突き抜けるような晴れやかさ、
"I'm A Sucker For A Kind Word"のクリーンなギター。
積極的に変化を求め、所謂エモというところから随分踏み出した作品になった。
それが良いかどうかは別にして、この作品が良いかどうかと言えば、間違いなく良作。
とはいえ、1st"Beneath Medicine Tree"を超えることはないのだが。
これは仕方ない。この1stはとにかく特別だから。
曲の完成度も、私の人生に大きな影響を及ぼしたという意味でも。人生のある時期のBGMだった。
バンドは本国のリリース後数日の11月3日から、
The Appleseed Cast, Owenなどを伴った豪華なUSツアーを行う。
正直Copelandのライブはヴォーカルが・・・だが。