The Four Trees / Caspian

saihatenet2007-05-06

マサチューセッツ州ビバリーの4人組の1st。
EITSを思わせるクリーンなトレモロが印象的で、
日の出のような躍動感で、幕開けに相応しいM1"Moksha"から、
そこから一気に駆けていくM2"Some Are White Light"、
こういった流れからアコースティックギターまで用いたクリーンな展開かと思えば、
M4"Crawlspace"ではノイジーに暴走する。
アンビエンストラックを挟みながら展開していく後半、
そしてM10"Asa"では瑞々しいアルペジオと、
中音域、高音域からノイジーに展開して胸をかきむしられるようなトレモロでのバースト、
アコースティックなエンディングと、本作を総括するような1曲になっている。
オープニング3曲とこの曲の完成度が素晴らしい。
"Asa"に続く曲が"...Reprise"。
それからM1"Moksha"とは仏教用語で「解脱」という意味だそうな。
どうやらタイトルの流れにも関連を持って付けているようだ。