Waiting For The Dawn To Crawl Through And Take Away Your Life / Dakota Suite

saihatenet2008-02-10

このバンドに出会ったのはかれこれ5年ほどまえだっただろうか。
その時の私には特に印象に残ることもなく、
そのままチェックすることもなかったバンドなのだが、
5年経ち、私も5つ歳をとり、そして再会を果たしたときにその美しさに気が付いた。
今作は1年ほど前にリリースされた作品。
私のコレクションの中で最も近いものを感じたのが、
ベルギーのスロウコアバンドのRaymondo。
Stars of The Lidのメンバーのプロデュースということで聴き始めたバンドで、
1st、2nd、別プロジェクトのV.O.というバンドと今でも愛聴している。
最近になって、私は所謂スロウコアをたくさん聴くぞと意気込み、
数週間かけて100くらいのバンドをひたすら試聴し続けたのだが、
私が求めるかたちのひとつに、このRaymondoというバンドに近しいものを探していた。
そして素晴らしい境地に達した今作と出会うことになった。*1
アコースティックギター、曲によってはピアノでメロディーを奏で、
そこに余計な音をあまり加えずに作り上げる、素朴で寂しく切ない音、うた。
優しく心に染みる。
多くの作品が入手困難になっているようだ。
集めたい、困った。

*1:厳選して、そして買い漁った。他も素晴らしいバンド揃いで、ハズレがなく、豊かに音楽を聴いている日々。