I Am Responsible / EF

saihatenet2008-02-28

スウェーデンヨーテボリの5人組バンドの1年半振りとなる2nd。
前作“Give Me Beauty... Or Give Me Death”では
繊細なギターがエモーショナルにこみ上げていき、
ゆったりと流れるチェロと絡み合いながら炸裂するインストゥルメンタルを主としたスタイル。
少しあざとく入るヴォーカルも所々。
こんな印象であった。好きなアルバムだった。
さて、今作ではということになるが、正直に言って焼き増し感が強い。
前作の別テイクなのではないかと思うほど似ている部分もある。
同じバンドだから似る部分はまあ当然あると思う。
「1stの頃が良かった」
いくつかのバンドで、よく言われることだ。私も時々思う。
それは私の好みから外れて行っただけかも知れない。
そういった意味で理解を出来るアルバムもある。
しかしこれは残念な1枚。
嫌いじゃない。1stに似ているから。でも似ていて残念。難しいところだ。この何とも言えない気持ち。
要するに、前作を超える曲がないように感じたところにいまいち感があるのだと思う。
人の趣味、価値観とは何とも贅沢なものだ。