On Little Known Frequencies / From Monument To Masses

saihatenet2009-03-29

FMTMの6年振りのアルバム。
昔から特別変わり映えはないが、他とは違うマスロック。
ヴォイスサンプル、変拍子、ザクザク刻むギター、一転してメランコリックなギター、時々ダンサブル。
マスロックに括られる中で、こういう叙情的なギターを弾くバンドは皆無と言っていいほど珍しい。
いや、Dakota/Dakotaもなかなか悪くなかったかな。
今作はそれらに加え女性コーラスやストリングスも取り入れている。
今作を通して聴いてみてたところで考えてみても、
正直彼らのキャリアにおいて最も好きな曲は前作の1曲目や、リミックスアルバムに収録された2曲の新曲、
といったところではあるが、一貫した方向性がある。どの曲にも魅力があるし、好みの問題だろう。
特に長尺のM5、M7は従来通り格好良い。
もう少し聴いて慣れるともっと馴染んでくるかも。