UFC110

UFC110を観た。
まずミルコはもはやタイトルとは無縁のベテラン枠かなといった感じ。
先日のクートゥアvsコールマンのような。
それからヴァンダレイがビスピンを下すとは思わなかった。
階級を落としたから、というだけではないような好調なシャープさがあった。
そしてなんと言っても、ケイン・ヴェラスケスだろう。
シーク・コンゴ戦で注目したが、打撃はどうにもならないと思える内容であった。
それを大きく補うグラウンドの技術で、期待大でもあった。
しかしどうしたことことか今回のノゲイラ戦。回転の速い連打であっという間にKO。
完全に見くびっていた。まだノゲイラには善戦が良いところだろうと。
ヘビー級でこれはと思える選手を久しぶりに観た。
アメリカ人が好みそうでマッチョなレスナーカーウィンは言うに及ばず、
ミアやアルロフスキーといった元チャンピオン、
あるいはナパオンドス・サントス、ロジャースといった比較的新鋭にも感じなかったものだ。
ひょっとしたらひょっとする選手になるのではないだろうか。
つまりヒョードル級のレジェンドとまで言わないでも、長期的にタイトルを守れる選手に。
本当に久しぶりに痺れたヘビー級選手。