再会

ある人と4、5年振りに再会した。
もう会うこともないと思っていたので、話をしてもなんだか奇妙な気分だった。
ただ、その人は誰からも好かれるような気さくで良い人なので、再会は嬉しく、とても懐かしかった。
そして懐かしいと何故か涙が溢れる。
きっと当時が良い時期だったののだと深いところで感じて、心を刺激しているからだろう。
幼少期や思春期の思い出でなくても、懐かしくて感動することってあるんだなあ。
歳を取って、痛みや悲しみには強く、あるいは鈍くなった気はするけど、温かみには弱くなった。