Sunken City / Lebanon
イスラエルはテルアビブの4人組インストゥルメンタルバンド、レバノン。
4人+「語り」のパートの人もメンバーにクレジットされている。
これだけの情報で政治色が強そうで、
中東のGodspeed You ! Black Emperorかと思ってしまう。
そしてgybeとあながち遠い音を鳴らしているわけでもない。
ストリングスが絡み合う重層さははないが荒涼としたところはある。
初期Mogwaiの不穏で陰鬱な質感に、
近年のExplosions In The Skyのような繊細な高音のギターを合わせたような感じだろうか。
そこに前述の通り「語り」がヘブライ語だかアラビア語だかで乗る。
アートワークも少々厚めのブックレットが封入されており、
ヘブライ語だかアラビア語だかの言葉がたくさん載っている。
当然分からないのだが。
諸々あって轟音パートには混沌さを強く感じる。
全体的に深く暗い中、それでいて小さな希望のように美しさを所々に見せる1枚。
myspaceを開いてみたらこのアルバムとは違ったマスロックっぽいところのある曲があった。
