Spectre & Crown / The Jimmy Cake

saihatenet2008-09-05

Jurgen Simpsonさんを中心として(クレジットを見て、たぶん)
9人組、サポートを含めると20人程度にまでなるダブリンの大所帯バンド。
5年ぶりの2ndとのことだ。
ピアノ、ホーン、ストリングス、ヴィブラフォンなど、
ジャズ、クラッシックの楽器を用いたインストゥルメンタルロックと位置づけると説明しやすいだろうか。
様々な楽器を用いているが、全体を支えているのはピアノとドラムという印象。
アンビエンスな美しいものから、高揚感のあるロックまで、曲調はそれぞれ多彩で、
ただのポストクラシカルやらポストロックやらに留まらない。
久しぶりに飽きずにこういうものを聴いた気がする。
中でもM2の後半でホーンが入るエネルギーにはなかなかガツンと来るものがあった。
個人的なところではストリングスを多用していてもキーキーうるさく感じないところはとても好印象。
意外とそうなるバンドって多いのだ実に。
完成度と面白さで、今のところ今年で最高の1枚。
久しぶりに私は所謂ポストロックで太鼓判を押してみた。
次回の日記では最近よく聴くもうひとつのアルバムの感想を書けたらと思っている。