Interiors / A Red Season Shade

saihatenet2009-10-25

スイスのTobogganなどをリリースしていたGentlemenから1stをリリースした
フランスのバンドの2nd。
前作はかなり気に入っていたので、店頭で見掛けてすぐに購入した。*1

サウンドはというと、前作の印象は皆無の出来上がりとなっていた。
本当にあのバンドなのかと、聴きながらも疑うほどに別物である。
しかしボーナストラックには、紛れもなく聴いたことのある曲のリミックスが収録されている。
前作はエモーショナルで若干ポストロックな展開を聴かせるものであったが、
今作はシューゲイズテイストと北欧的な透明感を併せたような作品。
私は1stの方が好きだ。
1stのエモーショナルなエナジーと程々の粗さ、泣きのファルセットが好きだった。
今作のリバーヴの掛けながら儚く透明感のあるヴォーカルは淡々としており、
小綺麗にまとまってしまったなという印象。
強いて言えばM3、M7、M10はエモ風。

*1:国内盤がリリースされていた。全く知らなかった。地元の小さな街のHMVによくあったものだ。大手の実店舗で購入するのは数年ぶりかも知れない。HMVのネット通販自体は頻繁に利用するが。正直こうやって知らない間に国内盤がリリースされているのはとても残念な話だ。本来、流通を良くするためのに国内盤はリリースされるはずだが、結果として輸入盤を通過せず、小さなレーベルからひっそりとリリースされることによって、輸入盤を中心にチェックしていると情報網から漏れることがある。