Of Soft Construction / Near The Parenethesis

saihatenet2008-04-15

いつまでも基準となって、重要な位置を占める曲がある。
Heliosの“Velius”、エレクトロニカにおいて私が何年もずっと好きな曲だ。
この曲に通じるものをずっと探していた気がする。
サンフランシスコのTim Arndtさんによるプロジェクトの2nd。
エレクトロニカを買ったのは本当に久しぶりなような気がする。
とはいえ今作のレーベルのn5MDはBitcrush、Last Days、Light Out Asiaと聴いているが。
あとはResonantのPort-Royal。この辺は買うには買ったが、エレクトロニカだという意識がない。
とにかくエレクトロニカのアルバムを買うんだと思って買ったのは本当に久しぶりだ。
n5MDやらU-CoverやらToytronicやらExpandingやらと試聴して、
ああ心地良いな、と思いながらなかなか購入には至らなかった。
エレクトロニカはそういう聴き方をここ数年していた。
よって今作についてもリリース時も大して気にも留めずにいたのだが、
これはかなり良いんじゃないかとようやく気付き、購入した。
全編にわたって響き渡る幻想的で心地良いシンセサイザー。これだ、ずっと求めていたものだ。
こういった音が好きな原点には、子供の頃に聴いた「聖剣伝説2」や「クロノトリガー」のサウンドトラックがある。
こういったRPGサウンドトラックに使われていても違和感ないような世界観。
懐かしい地点に立ち返った気がする。またエレクトロニカもいくらか手を出してみようか。
最近音楽の好みが変わっていっている。
どれを聴いても同じに思えるジャンルがあって、エレクトロニカもそういう時があったから買わなくなった。
いままでそういった感覚がなかったジャンルにも今は飽きている。
ぐるぐるぐるぐる、回り続けるのだろうか。
まあ、そのとき好きなもの、そのときの感性を重要視して聴いていこう。